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「DIV と私」 第3話

1ヶ月後、待ちに待ったハウジングを手に、伊豆に潜りに行きました。深場フェチだった私は50mを少し超える水深でハナダイの撮影を試みていたところ、フォーカスダイヤルがかみ合わず、浮上しようとしたところ「ミシミシ・・・」と嫌な音が。不用意に水中でポートを岩にぶつけてクラックが入ってしまったのです。一気に水がまわり、人生初の水中ハウジング撮影は無残な結果に終わりました。かなり落ち込んだ私は、翌日、落合の工房を訪ね「40mでぶつけたら壊れてしまった」とやや浅めの水深で遠慮がちに伝えたところ、工藤社長はハウジングのことはさておき「そんな水深に潜っても何も居ないでしょう!海は20mより浅いところが一番面白いんだから、そんなところに行くほうが悪い!」とお叱りをいただき、ますますしょげてしまった。ハウジングは応急処置をしていただいたものの、すでにカメラもレンズも回復不可能。気が滅入っているから、全部ハウジングのせいにしたくなる。

「もう二度と来るもんか!」と心に誓って工房を後にしたのでした。(つづく)

DIV HANDS 臨時店長 大村謙二

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