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「DIVと私」 第4話

その後、当時唯一の水中カメラ専門店だった銀座タートルでPENTAX LX用のアルミ製ハウジングを購入。夏に沖縄の伊江島にガイドヘルパーとして居候しつつマクロ撮影に没頭しました。

PENTAX LXを選んだのは、実はDIVを最初に訪ねた時に、自分の持って行ったNIKON FAを「ダメなカメラ」とされた私は、工藤社長に「どんなカメラを選べば良いのですか?」と聞いたところ、「PENTAXがいい。特にPENTAX LXというカメラはファンダーも大きいし。高いけどね。」と教わりました。タートルを訪ねた時、棚にPENTAX LX用のハウジングがあるのを見て、「これが欲しい!」と思ったのは、実は最初に工藤さんから聞かされていた言葉がアタマの隅にあったからでした。当時のアルミ製ハウジングとしては比較的安かったとはいえ、ボディが19万円、ポートが5万円。フォーカスギア、絞りギアが各15000円。カメラ、レンズ、ワインダーなどあわせてやっぱり40万円以上。家庭教師や長距離トラックの補助運転手、ダイビング雑誌(今は無きスキンダイバージャパン)のライター&パシリなどをしながら、ようやく手に入れました。ちなみに、そのときのタートルの店員が今は写真派からの支持も厚い小笠原「フィッシュ・アイ」の笠井さんでした。予断ですが、私が「フィッシュアイ」を創業した数年後、当時まだ小笠原「KAIZIN」のガイドとして活躍されていた笠井さんがブースを訪ねてくださり、「大村君、俺今度独立するんだけど、前々から自分のショップの名前を「フィッシュアイ」って名前にしたいと思ってたんだけど、いいかなあ?」と聞いてこられました。正直、笠井さんは当時の私のことなど眼中にないと思っていたので、聞いてくださったことが逆にうれしくて、「もちろん!」と笑顔でお答えしました。これまでそれほど大きな関わりがあったわけでもありませんが、初めてハウジングを買ってから、当時すでに10年近くが経っており、不思議な縁を感じたものでした。(つづく)

DIV HANDS 臨時店長 大村謙二

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